久しぶりの更新になってしまいましたが、別サイトの作成が2本同時進行しており、ありがたいことに何とか生きております。
さて今回は最近新しく出た、日本通信の合理的かけほプランについて考察・評価してみようと思います。格安SIMを日本で初めて提供したといわれる、日本通信からの新プランです。これはMVNOに新たな一石を投じるとても素晴らしいプランです。
先月からこの記事を書こうと思いつつ、速度などの評判も出てきたので、まとめていきたいと思います。とても良いプランですが、デメリットも勿論ありますので、他社サービスとの比較していきたいと思います。
①合理的かけほプランとは
公式はこちら
アプリなしの完全定額、日本で3社目となる日本通信の合理的かけ放題は、「通話定額料・通信料が共に日本最安」というかなりパワーを感じるプランになっています。
MVNOでアプリなしの完全かけ放題を提供しているのは、UQ・Yモバイルがありますが、どちらも電話かけ放題の最安プランは3GB付きで3680円、日本通信は3GB付きで2480円と、今までの2社のプランからさらに3割ほど安いというかなり思い切ったプランになっています。
UQはau回線、YモバイルはSoftBank回線、日本通信はdocomo回線と、棲み分けができているのでとても素晴らしいと思います。
②合理的かけ放題の評判
安定性はさすがのdocomo回線で、エリアも電波強度も不満はそれほど聞こえてきません。通信速度も平均で15~20Mbpsほど、速度の関する不満もそれほどありませんでした。
追加のパケットも1GBあたり250円と、MVNOの中でも最安レベルです。
パケットは低容量(20GB以下)で、かけ放題が欲しいという人にはかなり良いプランになっています。
③UQやYモバイルとの比較|速度・エリア
得意なエリアなどでも違いますが、2社と比較して言えば、使っている周波帯の関係で鉄筋ビルなどでも電波が入る可能性が高いです。エリアに関しては、むしろ今までよりも改善する可能性があります。
通信速度は、平均で見れば3社ともに横ばい(3社とも同じくらいの速度)と言って良いと思います。もちろんエリアや時間での得手・不得手はあります。都心部の昼12時頃は、正直どこのキャリアも混み合います。この時間は5Mbps程度まで落ちるキャリアのほうが多いです。
ただ、5Mbps程度の速度があれば、スマホで動画を見るくらいならば不都合はないでしょう。
④その他のメリット・デメリット
日本通信は支払い方法がクレジットカードのみとなっています。先の2社は口座振替に対応しているので、ここは人によっては契約できないというデメリットになるでしょう。デビットも不可です。
追加パケットの料金で比較すると、UQ・Yモバイルは500MBで500円、日本通信は1GBを250円と、圧倒的に安いです。最大で30GBまで可能ですが、平均的な7GB(4GB追加)で3480円に通話完全定額と考えたら業界最安値で間違い無いでしょう。
注意点は、すでにb-mobileユーザーの場合、SoftBank回線からこちらへの乗り換えは不可とのことです。ドコモ回線のb-mobileからは問題なく乗り換え可能。新規・他社からの乗り換えの場合は気にする必要はありません。
大雑把に比較すると、クレジットカード払いに問題がなければ日本通信が今は一番安くなると考えて良いでしょう。
ただし、テザリングなども含めて月の使用量が20GB以上になる人であれば、現在はdocomoの5Gプランが実質無期限使い放題なので、そちらの方がメリットがあると思います。合理的かけ放題プランは、パケットは低容量だが、通話が多く完全定額が良い&クレジットカード払いでOKという方に向けたプランと考えて良いでしょう。
まとめ
日本通信がb-mobileではなく、日本通信の名前で出すということから考えても、今回のプランは業界に大きな影響を与えるプランになりました。今まではUQ・Yモバイルを基本に楽天モバイルをおすすめしていましたが、日本通信もその一角に入ってきました。
これはMVNO業界における大きな分水領になると思います。これが他社の料金にも少なからず影響を与えてくるのは間違いないと思います。
ただ、新しいプランはある程度のユーザーを獲得してからの評価が本当なので、今後も追いかけつつ評価を継続していきたいと思います。