実は最近、Go Pro Hero9を購入したのですが、いろいろと注意点があったので、メモしておこうと思います。
最初にアナウンスがあればこうしていたのに、というポイントがいくつかあったのでまとめておきます。
①Go Proを直接購入する注意点
今回は、新製品ということもあり、Go Proから直接購入する形をとったのですが、サブスクリプション(有料ユーザー登録)をすると、本体価格をかなり割り引いてくれて、かつカメラの保証も厚くなるので、まずはサブスクリプションはありで申し込むのが良いです。
そしてこれは量販店やAmazonなど日本のどの販売店よりも公式が安いです。内容もいいので、量販店やAmazonで買うメリットが今のところありません。1~2日早く手に入るくらい。
次に、公式ページにも書いていませんが、商品はシンガポールからシンセン経由で輸送されてきました。ここでいくつかポイントがあります。
書いていませんが、ハードシェルケースに入って送付されます。
なのでこれを買う必要はありません。
これを買う必要はありません。
大事なことなので2回書きました。
書いてなかったので私は買いました。
これを買う必要h
そして最近、リチウムイオンバッテリーの国際輸送の取り決めで、バッテリーは「カメラと同時でしか送ることができず二つまでしか送れない」ということは初回注文の時に書かれていません。
カメラ購入後に、別でデュアルチャージャーを注文しようとすると、「バッテリーはカメラ本体と一緒でないと送れない」と注文することができないようになっています。
こんな感じ。
つまり、バンドルパックで購入の場合、デュアルチャージャーにもバッテリーがあり、計三つになってしまうから、バンドルパックとデュアルチャージャーを同時購入はできない可能性があります。できればもちろん問題ないですが、私はバンドルでないパックで、デュアルも後から別のアクセサリと購入しようとしていたので未確認。
そして日本にはまだデュアルチャージャーは入荷していないので
日本で後から公式デュアルチャージャーを、カメラなしで購入する方法が今のところない
というのは確定情報なので、注文する前に知っておいた方がよいです。
チャージャーなしはとてもつらいです。
後から買えると思っていたのに買えなくてめっちゃめんどくさいです。
日本で後からデュアルチャージャーをカメラなしで購入する方法が今のところないです。
大事なことなので以下略
ちなみに同時購入でも、後からでもケースやグリップなどほかのアイテムは注文できます。
後から購入でも割引はきくので、後からほかのアクセサリをまとめて購入は可能だし大丈夫です。
ただし7400円以上にならないと2500円の送料がかかります。
チャージャーもカートに入れたつもりだったのに、なぜか交換用バッテリーになっていたために、地団駄を踏んでいる男がいますので、皆さんはそういったことがないようによろしくお願いいたします。
もし私と同じような目にあっている人がいれば、サードパーティの製品を買うしか選択肢がありません。
それも中国からの発送がほとんどで、届くまでに最低2週間ほどとかなり時間がかかります。
その中でおすすめするとしたら、TELESINが私の周りで評価が高いです。
チャージャーは安全装置などの安全性が第一なので、いろいろとテスト結果が出ているコチラであれば、おすすめしやすいかなと思います。ただ、バッテリーがしっかり固定されるタイプではないので、移動中に充電する、などは不向きだと思います。
②同時購入しておいた方がいいもの
同時購入するのにおすすめなのは、バッテリーチャージャーを除くと
「ケース類」です。
というのも、マウント類は今までと同じ規格なので、日本でもAmazonや量販店ですぐ手に入ります。
しかし、hero9は前までのモデルとサイズが違うので、購入するとしたらケース類になります。
ちなみにバンドルでなくても、ハードシェルケースに入って送られてきます。
購入のおすすめは
①デュアルチャージャー
②スリーブ・ハウジングなどの保護ケース
③メディアモジュール
は優先的に買っていいと思います。スリーブは日本で在庫を持っているところもあるようですが、保護ケースはFloaty(水中で浮く)ケースか、スリーブのどちらかは持っていていいと思います。
今回のGo Proはバッテリー容量が上がったので、使い方にもよりますがバッテリーを交換しなくてもかなりの時間録画できます。今は大容量のmicroSDカードもかなりありますので、三脚などを利用した固定状態だと2時間は撮影可能でした。
手振れ補正などを使ってフルで撮影した場合は、もっと短くなると思いますが、1時間程度の撮影なら問題はなさそうです。
これを考えると、保護ケースの類は何か持っていると便利かな、という気はします。
メディアモジュールは音質がよくなるというのももちろんですが、HDMIポートが増設できるようになります。単体ではHDMIポートを持っていないので、HDMI接続したいという方は絶対に必要です。
交換用バッテリーをチャージャーがない場合、本体に刺して一つずつ充電するのはかなり面倒なので、バッテリーを2つ以上持つ場合、チャージャーは絶対にあった方がいいです。
③製品としてのGoPro9
めちゃくちゃ便利です。
とてもとても気に入っていて買ってよかったと本当に思います。
バッテリーチャージャーさえあればなんの不満もなかったことでしょう。
機能的な説明はしている人がたくさんいるので、単純に一般ユーザーが持っていて便利なポイントをまとめていこうと思います。
まず手振れ補正機能ですが、これは大きめの画角で撮影して、その中心を抜き出すような処理をしていて、もし手振れ補正を最高にすると、ある程度の画角が犠牲になってしまいます。
ですがそんなの問題にならないレベルで便利です。いわれて気づくレベルであり、そもそもめちゃくちゃ広角で撮影可能なのでまず気にする必要ありません。手振れ補正を最大にして、ふつうのカメラと同じくらいの画角になる、と思っていいです。
この機能をオンにすると手持ちでジンバル(スタビライザ)を使ったような滑らかな映像が簡単に取れます。4K・5K撮影も可能で、熱問題も特に気になりませんでした。
手振れ補正に注意が必要なのが、暗いシーンでは手振れ補正が弱くなります。これはおそらく光量が少なくなると動体検知がききにくいのだと思うのですが、原因はともあれ、暗いシーンでは結果ジンバルなどがほしくなるシーンはあります。
hero 9から新しく追加された機能に、水平維持(リニア)という機能があります。これは画面の水平を自動的に保ってくれる機能なのですが、手持ちグリップで歩きながら自撮り撮影していても、水平を保ってくれるのはかなり便利です。
ただ、これらの機能をオンにした状態でパンすると、少し遅れ気味にパンしてしまうので、固定でパンするような映像を撮影する場合は、普通のカメラと同じようにビデオフルードの雲台を使った方が良いと思います。
GoProのメリットは、5万円ほどでこれらの機材を持っていなければ撮れないような絵が単体で撮影できる、というのは明らかなメリットです。そして機材があれば、ほかのカメラと同じようにも使えるので汎用性がめちゃくちゃ高いです。
4K撮影や自撮りはスマホでもできますが、iPhone11Proにジンバルを付けたらものにもよりますが総額13万~16万くらいはかかります。これを5万で実現できるというのはとても大きなメリットです。
そしてhero9よりレンズ交換が可能になったので、下手なコンデジを使うよりも便利になりました。
より広角で最強の手振れ補正のMAXレンズや、映画撮影なみのシャッタスピードに変更できるレンズなどがすでに発売されており、今後もレンズのバリエーションが増えると思われるので、よくわからないで適当なカメラを買うくらいならGoProを勧めます。
交換用レンズも含めて、ハウジングなどのアクセサリがカメラの中でもかなり安いので、これ一台あれば一般ユーザーはかなり遊べます。
④GoPro hero9他のデメリット
これはGo Proシリーズの共通の弱点なのですが、液晶の操作性がめちゃくちゃ悪いです。
このため私はiPadをコントローラのように使っています。
というのもスマートリモコンという商品はあるのですが、hero9は対応していません。
おそらく対応した新しいタイプのリモコンも出るのかな、と予想はしていますが今のところ商品はありません。
操作性の悪さからズームを使うことがあまりないです。ズームも正直強くありません。
インターフェイス面でいうと、単体でHDMIがついていないのはマイナスと思います。一応メディアモジュラー(別売)を付ければHDMIポートは増設できますが、HDMIは単体でつけてほしかったな、という感じ。
ただ、メディアモジュラーのマイクは、8のメディアモジュラーよりかなり音質が上がっているので、高品質な撮影を目指すならメディアモジュラーはあると便利だと思います。
hero8でリリースされたWEBカメラ機能は問題なく使えましたので、配信にも使えなくはないかなという感じでしたが、Windows版はベータ扱いなので、サポートがないと思っていいです。
実際に配信する場合はHDMIの方が便利と思うので、そういった使い方を想定するならメディアモジュラーはあってもいいと思います。ただし、PCに映像を入力する場合、HDMIキャプチャー・キャプチャー機能の付いたスイッチャーなどが必要になります。
なお、ハイパースムース(手振れ補正機能)ですが、マウントがバッグや首から下げるタイプなどは良いですが、自転車やバイクに直接固定するタイプは、細かい振動が画面に出てしまいます。ハイパースムースは、大きなブレには反応するのですが、小さなブレには反応しないこともあるのでマウントは基本的に体・バッグやヘルメットなどにつけるタイプが良いようです。
まとめ
Go Pro hero9はかなり遊べて使えるガジェットですが、メリット・デメリットがかなり明確に出ます。
ただ、これでなければ撮影できない、というシーンが明確なので、選定するうえではわかりやすい、と思います。
もしアクションカムのような使い方をしないのであれば、個人的にはZV-1の方が便利かなぁという気はしました。