Fukuoka Contents & Product Management

FCPM

MVNO(格安SIM) あれこれ解説とか

MVNOにしてよかったこと。する前とした後の比較

更新日:

MVNOにしてよかったこと悪かったことって何かあるか、と聞かれるのですが悪かったことは私は特にありませんでした。しかし周りの友人に聞いてみて、なるほどと思うこともあったので今回はそれをまとめてみようと思います。まずは良かったことからまとめてみようと思います。

①料金が安くなったことでストレスが明らかに減った

これはもう明確にストレスが減りました。私はドコモで月に一万以上支払っていたのですが、それが月に2000円程度になったのですごく余裕ができました。営業時代は月に3万~5万(かけ放題が無い時代)は支払っていたので、それから考えるとタダみたいなものです。LINEでの通話をメインにして、電話はほぼ使わないようにしたこと。自宅でネットは元から使っていたので、外で使う容量は減らせばいいし、今はWi-Fiも色々な場所で利用できます。MVNOでもかけ放題はあるのですが、LINEを通話のメイン利用にしたことで60分無料も使い切らないほどなので、必要ないことを実感しました。

最近は車の保険会社も、問い合わせをLINE通話でしていたりしますので、LINEがあれば大抵のことができるように世の中のほうが変わってきていることも実感します。いっそ電話番号も必要ないのではとも考えましたが、さすがに電話番号はないと不便です。

スマホの料金・通信費は月の支出でも固定費に近いので、これが安くなるとその分余裕が出るのは当たり前なのですが、気持ち的に全然違います。切り詰めて4000円~5000円で大手キャリアを使うよりも、MVNOにすればさらに半額になるわけですし、正直LINEの使用頻度が上がった以外で変わったことは特にないです。やればわかりますが、スマホに月に1万もかけていた期間が長かったので、早く変えておけばよかったという後悔のほうが強いです。

②スマホを使う機会が減った

これは私だけかもしれませんが、スマホには1日にどれくらい操作しているかを週間レポートとして表示してくれるものがあります。MVNOにしてからスマホの利用がすごく減りました。これはパケットの容量を下げたことも関係していると思いますが、逆に上げていたらゲームの利用などが増えていたかもしれません。私はスマホに依存したくないなぁという気持ちがあったので、パケットを下げたことをきっかけに気持ちが整理されたのか、スマホの利用時間がかなり減りました。

③友好費・友好機会が増えた

ライブを見に行く回数が月に1~2回ほど増えました。今までは少し高いかな、と思っていたようなライブやコンサートも行くようになりました。増えた差額は数千円程度ですが、より趣味にお金が使えるようになったのは単純にうれしいことですね。

④友人に勧められるようになった

私はMVNOにする前に、おそらくすべての会社を調べて、速度はどうか使用感はどうなのかなどを詳しく調べました。どういった人にどんなプランが合うのかはもちろん、会社によってはプランを長期的に提供できずに申込を停止したりもあるので、安定的に使えるキャリアはどこか、なども含めておすすめするようにしています。

もちろん私がMVNOを利用しているというのもありますが、このキャリアはこういったことを気を付けないといけないよ、など他キャリアの注意・お勧めもできるので友人により合ったプランを教えることができます。おかげで周りの友人はMVNOがすごく増えて、料金がかなり下がったと喜んでくれています。

相談する時間が合わない人には、ブログを読んでもらうとだいたいわかるようになっているので、わからなかったときに質問を聞いて、それをまたブログに反映させているといった感じです。

 

悪かった点はなにかあるか?

本当に特にない、という感じです。強いて言うならば、若干電波の強度が下がったかもしれません。ですが通話ができない、大手キャリアが使えるエリアでエリア外になったことは今までないです。友人と高速などでも検証したのですが、長いトンネルは不通になりましたがそれは大手キャリアも一緒でした。ただ、私と違うキャリアのMVNOにした友人たちからはいくつか意見があったので、それを紹介していきたいと思います。

 

①中継電話は思ったよりも面倒

これは結構多かったです。わたしはUQモバイルにしたのですが、他社のMVNOに早い段階で切り替えていた友人は、中継電話方式が面倒ということでした。これはMVNOのキャリアによって違うのですが、かけ放題や安い料金プランを適用するために、電話を発信するときにある番号を付けてかけなければいけない、というものです。MVNOのほとんどがこの方式になっています。アプリで簡単にできるようになってはいるのですが、使用感が変わるのは間違いないみたいですね。

というのも、かかってきた電話を着信履歴からそのまま折り返すことがアプリで出来ないので、履歴から番号をコピーし、アプリを立ち上げてペースト・発信という作業が必要で、電話が多くなるとこれが面倒ということでした。iPhoneは規約上、履歴を読み込むアプリの作成ができないそうで、規約が変わらない限りアプリで履歴発信はできなそうです。

ちなみに中継電話方式でないのは、UQモバイルとYモバイルになります。この2社にしておくと、中継電話方式ではないので今まで通りに電話をかけて大丈夫です。完全かけ放題・10分かけ放題に対応しています。完全かけ放題はこの2社のみです。こちらで比較の詳細を記事にしています→MVNO(格安SIM)は結局どこがいいのか比較

中継電話方式のキャリアは、電話番号が増えたらアプリ側にも読込・登録をしないといけない、などの手間もあります。ただ、もちろんそれらがストレスでないという人もいます。これは個人差があると思いますが、私はそれがストレスになるかもということを考えたくなかったし、UQと他MVNOの差額も数百円だったのでUQにしました。

②SIMロックを解除しておけばよかった

これもわりと聞きました。SIMロックの解除は、購入したキャリアと契約している間は、オンラインで無料解除が可能です。しかし解約した後は窓口でしかできず、手数料も3000円必要です。

友人はロックを解除するのが面倒だったから、ドコモのロックが掛かったまま他のMVNOに乗り換えたのですが、ドコモ回線以外では利用できないため、選べるキャリアが限られてしまったのです。友人はiPhone7ですが、ロックを解除しておけばどのキャリアでも使えたのに、解除していなかったために選べるキャリアが少なくなってしまいました。

友人は安くなるといわれてあるMVNOに切り替えたのですが、仕事で電話をよくかけるため、完全かけ放題を付けないと料金が下がらないという状況でした。そこでYモバイルに変更しようとしたら、SIMロックが掛かっていたのでそのままでは使えない、となったのです。結局、窓口まで行って解除したそうですが、乗り換えの前にちゃんとロックを解除をすべきだった、料金の詳細を確認するべきだった、とのことでした。

MVNOは解約の違約金などもない場合が多いですが、事務手数料は都度かかるし、番号を移動すればMNP費用もそのたびに支払わなければいけません。面倒がって確認しないまま乗り換えるのはどのキャリアでもよくありませんね。

③カウントフリーのMVNOにすればよかった

これはちょっとレアケースなのですが、友人にYouTubeの動画投稿者がいます。その友人の後悔は、カウントフリー対応にしておけばよかったというものです。カウントフリーとはYouTubeなどの特定のサイトでの通信をカウントしない、というサービスのことです。出先で人にYouTubeを見せるのに、パケットの心配をしなくていいことに魅力を感じているようでした。

実際YouTubeをどれくらい出先で見ているかを相談してみると、10時間程度だろうということだったので、容量に換算するとおよそ5G程度です。電話の利用はほとんどない、ということだったので試算したところカウントフリーのほうが1000円ほど安く上がります。人に勧められるままに安くなるとの事でMVNOを契約したそうですが、実際はもっと安くなるプランがあったということですね。

MNPなどの事務手数料も安くはありませんので、なるべく自分に合ったキャリアをはじめに選べれば一番良いです。ただ、他のキャリアのことまでなかなか知らない人が多いので、比較を個人でするのはなかなか難しいのかもしれません。診断のチャートを作れないかと考えているのですが、MVNOは電話とパケットを何に使っているかなど、判断条件が多いのでなかなか条件分岐が難しいです。できたらそのうち上げようと思います。

まとめ

MVNOにして悪くなった、というのは意見としてありませんでした。他のMVNOにすればよかったというのはありましたが、それでも今までより安くなっているので、MVNOにしたこと自体の後悔は聞きませんでした。もしMVNOにしてみたい、と考えた方こちらを読んでいただくとわかりやすいと思います→MVNO(格安SIM)は結局どこがいいのか比較

-MVNO(格安SIM), あれこれ解説とか

Copyright© FCPM , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.