ここではサブのMVNO(電話番号を付けない)として何がおすすめかを比較していきたいと思います。電話番号を付けるメインのSIMを考えている人は、以下の記事を先に読むことをお勧めします。以下はクレジットカード支払いのみで、中継電話方式になります。とくに説明がない限り、メールアドレスはGmailなどのフリーメールになります。
UQとYモバイルとそれ以外のMVNOのメリット・違いとは
まず安い、ということが挙げられます。とはいっても500円以内の差がほとんどなのですが、電話番号を付けないでいいプランであれば、大事なのは料金と回線のスピード、そして独自のオプションになります。
その中でも最も特徴的なオプション、メリットがカウントフリーになります。
カウントフリーとは
簡単にいうと、特定のサイトやアプリでのパケットをカウントしない、というものになります。Youtubeなどの動画特化タイプや、特定のゲームをカウントしないタイプ、SNS(LINEやinstagram・Facebook)をカウントしないタイプがあります。
それでは一つずつ解説していきたいと思います。ちなみに以下に紹介するキャリアは、使用する最低速度をクリアしているためスピードの心配をする必要はないでしょう。
Youtube見放題のBIGLOBEモバイル
カウントフリーの代表として有名なのがBIGLOBEモバイルです。おすすめ最安は3GBデータプランにエンタメフリーオプションをつけて1880円、SMS付きなら2000円、電話番号付きなら2080円。これでYoutube、Spotify、radikoなど21のサービスでパケットがカウントされません。あとはMVNOでは珍しくメールアドレスの提供も無料であります。
もともとがNECスタートのBIGLOBEはサポート・サービスに手厚いです。直接窓口はありませんが、オンラインチャットでの質問サービスはとても優秀です。インターネットのプロバイダでもトップ3に入る実力派という感じ。
使い方のおすすめとしては、タブレットや使わなくなった昔のスマホにサブ端末として入れるのがお勧めです。
移動中の音楽プレイヤー・Youtubeプレイヤーとして使えば、メインの端末の電池を使わなくてよいです。外出の時に子供に持たせてYoutubeを見せておけば、相手をする時間を減らせるというのも便利です。
空いている端末が複数台あるなら、シェアSIMといって最大5台分のSIMを安く契約できます。ただし、カウントフリーはSIMごとのオプションのため、カウントフリーを適用するならばそれぞれのSIMにオプションを付ける必要があります。 テザリングでもよいのですが、テザリングで同時に複数端末での利用はカウントフリー対象外になります。
そしてもう一つ、あまり知られていないメリットですがポケットWi-Fiよりも移動時の通信が強いです。ポケットWi-Fiの場合、車などで移動している際、通信が途切れがちですが、格安SIMのほうはわりとつながります。ただし高速や電車などは(エリアにもよりますが)どちらもつながりにくい印象です。
料金の差がほとんどないので、電話番号付きのプランにして旅行の際に子供に持たせる用にしておくのもいいです。緊急発信(110番など)はLINEではできないので、いざというときのために電話も使えるようにしておく、というのはありです。電話は待ち受けにしか使わない、という方ならいっそメインの端末として契約するのもよいでしょう。
使い方は様々ですが、Youtubeをよく見るという人に一番おすすめなのがBIGLOBEモバイルになります。
最後に、回線種別だけ説明しておきます。BIGLOBEモバイルではドコモ回線とau回線を選べますが、au回線をおすすめします。
理由として日中の回線の速度が安定している、ということが挙げられます。ドコモ回線は夜の23時以降だとau回線よりも速いのですが、11時~21時の間が4Mを下回るケースも多いのです。この4Mというのは動画を見るために必要な最低速度です。au回線はこの間も平均で10M前後は出ていますので、動画の視聴にストレスを感じることは少ないと思います。
ドコモ回線のメリットはテザリングが可能なことくらいでしょうか。au系でもテザリングは可能なのですが、設定がうまくいかず使えないケースもよくあります。日中は使わず、夜の使用が多いのであればドコモ回線でもいいかもしれませんが、日中に使うのがメインであればau回線がよいでしょう。
どうしても昼に外でPCなどを使いたいしYoutubeもよく見るという方は、ポケットWi-Fiのほうがメリットが多いです。ポケットWi-Fiの解説も良ければ読んでみてください。
逆に、音楽プレイヤー兼YoutubeプレイヤーのスマホにBIGLOBEモバイルは、とても優秀なプランだと思います。
ゲームするならLinksMate
ゲームに特化したサービスを行っているのがLinksMateです。アイマス、シャドバ、グラブル、荒野行動など様々なゲームのパケットカウントが90%オフにできます。さらにゲーム系のサイトのOPENREC、Mirrativ、ニコニコ、Lobi、U-NEXTも対象です。
さらに、 ワールドフリッパー 、 釣り★スタ 、 エレメンタルストーリー 、 プリコネRe:Dive 、 シャドバ 、 グラブルをしている場合、連携特典がもらえます。
連携は最大で3つですが、3つ連携するには最低10GBプランで契約が必要です。10GB契約の場合、動画を見ないならカウントフリーを付けなくてもよいかと思いますが、つけたら2880円、カウントフリーなしの場合2380円です。ゲームだけ、連携も一つだけでいいなら1Gプランにカウントフリーをつけて880円。ともにデータのみのプランになります。
指定のゲーム専用で使用する場合、1Gプランで10GB以上使えるわけですからほぼ困ることはないかと思います。月に今使っているゲームのパケットの10分の一で契約すればいい、というのは大きなメリットでしょう。
例えば今までゲームで月に10GB利用していた人なら、UQやYモバイルで3GBプランを契約します。これにサブ端末でLinksMateを契約したら、月のスマホ代の合計が3000円程度になります。これをSoftbank一台で契約した場合8000円は最低でもかかります。キャンペーン期間で最大割引があったとしても6000円程度はかかってしまうので、割引期間よりも安く使えてしまうのです。
LINEで通話しているし、電話番号は待ち受け用にあればいいから一台にしたい、という方なら+720円で番号を付けることが可能ですから、1600円で特定ゲームで10GB使える(他のサービスで使うなら1GB)というプランもありです。ただ、サポートなどは弱いのでメインとしての利用は玄人むきです。
さらに1GBプランなら一つゲームを連携できるので、連携特典でオーブやジェムをもらえます。
少し特徴的なLinksMateですが、うまく使えばゲーム用端末のSIMとして、とても重宝すると思います。以下のリンクから対応しているゲームや、連携の特典を確認できますので、使っているゲームのパケットから換算してプランを選ぶと、ものすごく安くできる可能性が高いです。
他のMVNOはどんなサービスがあるの?
他にはmineo、OCNモバイル、イオンモバイルなど様々なMVNOがありますが、値段の差がほとんどないわりに回線のスピードが遅いケースが多いです。そして特徴的なサービスというのも正直あまりありません。上にあげたサービスの劣化版なことがほとんどなので、これ以外のMVNOを契約する可能性がある人はあまりいないと思います。
UQモバイル、Yモバイル、BIGLOBEモバイル、LinksMateの中で選ぶ人が8割以上でしょう。
一応、いくつか例を出します。QTモバイルだと050での発信になりますが完全カケホーダイの提供があります。ただ、UQやYモバイルよりも高く、速度も遅いです。
OCNなどは日割りプランというのがあり、短期で使いたいという際には便利ではありますが、量販店などにプリペイドのSIMもあるので絶対にこれでなければいけないというプランでもないです。
イオンモバイルは安いのですが、1GBデータSIMで480円でドコモ回線、そしてスピードはわりと速いです。ただ、LinksMateで1GBデータSIM380円ですし、BIGLOBEともほぼ値段が変わりません。(料金プランが一致しないので比較しにくいですがG単位でみるとほぼ値段は変わらない) イオンモバイルの音声付きプランは速度がけっこう落ちるので、おすすめしていません。
DMMやDTIでもカウントフリーはあったのですが、新規申し込みは受付終了しています。
このようにオプションや使い勝手を考えると、他のキャリアのほうがメリットが色々とあります。ですから結局のところ紹介した4社に集約されているといった感じです。
まとめ
①Youtubeの利用が多いならBIGLOBEモバイル
②ゲーム利用のサブ端末におすすめLinksMate
③普通に使うならUQモバイルかYモバイル
といった感じです。UQモバイルとYモバイルの説明記事は以下になります。