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MVNO(格安SIM) あれこれ解説とか

2020年度版MVNO(格安SIM)比較・結局どこがいいのか

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さて今回は、コロナの影響か毎月のコストを下げたいとMVNO(格安SIM)に関する相談が増えてきましたので、結局どこがいいのか、についてを書きたいと思います。

結論から言うと、YモバイルかUQモバイルにする人がほとんどです。それではその理由を一つずつ説明していきたいと思います。

①中継電話方式でない


MVNOの多くは中継電話方式というものが採用されています。これはかけ放題プランを適用するために、最初に番号を付けて発信しないといけない、という方式です。例えばxxxx-090-xxxx-xxxxのように、最初にある番号を付けて発信しないと、かけ放題プランが適用にならず、通話料金のレートも高額になってしまうというものです。

昔の固定電話のマイラインみたいなもの、といえばわかる人にはわかるかもしれません。

この番号を自動で付けてくれる電話アプリを提供しているMVNOもありますが、電話するときは最初に番号を付けないと通話料が高くなる、と思ってよいです。この方式に共通するのが、履歴からかけなおすというのがアプリで出来ないので、着信の番号をコピーしてアプリでかけなおさないといけません。

しかしUQモバイルとYモバイルはその必要がありません。プランさえ申し込んでいれば、今までと全く同じ使い方でかけ放題が利用できます。

MVNOを初めて考える多くの人は、電話番号付きのプランで変更予定だと思いますから、この2社がMVNO初心者にはとてもおすすめなのです。そしてこの2社は完全かけ放題にも対応しています。他のMVNOは中継電話方式で、最初に番号をつけないとカケホーダイも適用されません。

そして他社との料金差は、ほとんどの場合500円以内なので、メインの電話番号を利用するスマホはこの2社がお勧めなのです。

②銀行引き落としに対応している


YモバイルとUQモバイルは銀行引落に対応しています。MVNOは基本的にクレジットカードでの支払いになり、デビットカードも使えないです。

もちろん例外はありますが、本当にごく一部しかありません。詳しくは別記事で触れたいと思いますが、この2社以外は銀行引落はできないと思った方が良いです。

逆にこれらにメリットを感じない人は、その他のMVNOでも良いと思います。

他のMVNOにメリットはないの?


もちろんあります。例えばカウントフリーなどがあります。カウントフリーというのは、FacebookやLINE、Youtubeなど特定のサービスで行われるパケット通信を換算しない(ギガが減らない)というサービスです。

ただ、今はフリーのWi-Fiスポットが増えていたり、自宅に回線があったり、ポケットWi-Fiのユーザーも増えています。このためカウントフリーのMVNOを契約するのは、(電話番号のない)タブレットなどのサブ端末用に契約する人が多いです。

例えば、サブのスマホやタブレットにYoutubeカウントフリーのMVNOを契約して、外出時・移動中などにYoutubeを見れるようにしておくと、子供の暇つぶしになって便利です。2台持ちの良いところは充電が別になるので、古い端末を音楽プレイヤー兼Youtube用にすると、メイン端末の電池が減らない、というのは意外とメリットです。

ただ、カウントフリーを提供している会社はすべて、電話が中継方式です。ですから、カウントフリーを利用するのは2台目のスマホやタブレットという人が多いです。カウントフリーに関してはサブにおすすめのMVNOという記事で触れています。

2020年度版・サブにおすすめのMVNO

大手キャリアにメリットはないの?


最新の端末を分割でキャリア購入する(スマホ本体の料金を、通信代と一緒に払う)ときは、大手キャリアでしかできません。MVNOでもスマホ本体の分割販売はありますが、世代が前のものしかありません。ただ、現在はiPhoneだとアップルストアで購入が可能ですし、24分割までは手数料もかかりません。

大手キャリアの場合、auのピタっとプラン(1GB)がおそらく端末購入が一番安くなると思いますが、UQ(3GB)+アップルストア購入のiPhone11で比較した場合 、1万円ほどMVNOが安価でパケットも大きいです。

これは総務省からスマホの割引代金は上限2万円までという規定ができたためで、月額が安いMVNOのほうが総合的に安くなります。

最新機種を購入するならAppleストア、Androidも量販店で購入するならポイントサービスを受けて購入し、MVNOに変更したほうが安いです。最新でなくてもよいなら、MVNOのキャリアで販売もしてます。ただし分割はしていないキャリアもあるのでご注意ください。UQモバイルとYモバイルは分割で購入可能です。

少し話はそれますが、ある大手キャリアで親が死亡したため解約を申し出たところ、本人でないからとたらい回しにされ結局解約できない、という話を聞いたりします。ある方はMVNOに乗り換えてから解約した、などという話もあるので、大手キャリアだから安心という時代ではもうないのかもしれませんね。

結局いくら安くなるのか

 

UQモバイル

3G 1980円
9G 2980円
14G 3980円
10分カケホーダイ+700円
完全カケホーダイ+1700円
60分通話パック+500円

 

Yモバイル

3G 2680円(6か月1980円)
9G 3680円(6か月2980円)
14G 4680円(6か月3980円)
※すべて10分無料通話付き
完全カケホーダイ+1000円

2社はこのような料金形態になっています。私はUQの3GBプランで60分通話パックにしているので、月に2480円の支払いです。以前はドコモで1万以上の支払になっていたので、月に8000円ほど節約できました。これにポケットWi-Fiを月に4000円ほどで契約しています。総額で比較しても4000円が月に節約できて、外でのネットも使い放題になりました。YouTubeなどもみるのですが、ノートPCでの外作業も結構あるのでポケットWi-Fiのほうが便利だなとなりました。

もちろん、人によってどのプランが良いかは違うので一概に言えませんが、現在のプランと比較して、どれくらい安くなるかはご自分で確認してみてください。

私は友人・家族間の通話はLINEを利用していますが、たまの問い合わせなどが10分を超えることがあるので60分パックにしています。いまのところ電話が月に60分を超えたことはないので、追加で支払をしたことありません。

2社で10分かけ放題・完全かけ放題を付けた場合、料金に差はありません。UQは1万円の現金キャッシュバックでYモバイルは6000円のPayPayボーナスと半年間で4200円割引なので、キャッシュバックを重視する方はUQがよいでしょう。

ただ60歳以上の場合、Yモバイルはシニア割引で完全カケホーダイが無料で付けれます。その場合はYモバイルがよいでしょう。私はキャッシュバックのほうが良かったのでUQにしました。

学割も18歳以下で割引は変わらず13か月1000円割引です。家族割引も差はほぼないので、回線やキャンペーンの好みで選んでよいと思います。

もし迷ったらUQにしておくことをおすすめします。理由は回線スピードの安定感と、10分かけ放題が必要ない場合、UQは付けなくても良いためです。Yモバイルは10分かけ放題が付いていますが、その分基本料金は高いです。キャリア決済は両方とも可能(Appストアでの購入代金をスマホ代と一緒に支払えるなど)です。


切り替えのタイミング


基本的にいつでもいいです。ドコモのみ更新月以外での乗り換えは1万ほど違約金がかかりますが、auはプラン変更してしまえば違約金は1000円で、Softbankは無料です。

番号をそのままで切り替える場合、MNP手数料(番号を移す手数料)が3000円、これはどのキャリアでもかかります。

MVNOの申し込みに、事務手数料が3000円(キャンペーンで無料のところもあります)はかかると思った方がよいです。

ドコモで更新まであと2か月もないという場合なら待ってもいいですが、3か月以上あるのであれば、違約金を払ったとしても切り替えたほうが安いことが多いです。どちらかといえば悩む期間が長くなる方が結局高くつくので、切り替えるならなるべく早めのほうが、出費は少ないです。

今のスマホでそのまま使えるのか


使える場合と、そうでない場合があります。スマホにはSIMロックというものがあり、キャリアで購入したスマホはそのままでは他では使えません。しかし、MVNOは大手3社の回線を間借りしているので、auで購入した端末ならau回線を選べば使えます。例外で、YモバイルはSoftbank回線ですがSoftbankのSIMロックスマホは使えません。Yモバイルで利用する場合は、新しい端末を契約するかSIMロックを解除したスマホでないと使えません。

しかしiPhone6s以降(Androidは2016年以降)の端末ならばSIMロックを解除可能なので、手続きさえすればだいたい使えると思ってよいでしょう。

ロックの解除はオンラインで可能で、店舗でやると手数料がかかります。注意しないといけないのが、SIMロックの解除は解約前に行わないとオンラインで出来なくなります。のりかえ(解約)の後は窓口でしかできず、手数料3000円も取られますので先にやっておきましょう。

SIMロックの解除はなにも弊害が無いので、MVNOにするしないに関わらずやっておいた方が良いです。海外に行くときにも使えるようになりますので、古い端末もできるものはしておく方がいいです。

むしろSIMロックがかかったままだとVoLTEなど一部使えないサービスがありますので、各キャリアのマイページから解除申請しましょう。

申し込みはどこでしたらよいのか


店舗で行うと待ち時間が長いので、私はオンラインでの申し込みをお勧めしています。とくにUQを申し込む場合、キャッシュバックの10,000円はオンラインだけの特典になっています。Yモバイルもオンラインだと手数料が無料だったりと、特典が大きいので、わざわざ店舗にいくメリットはないです。

しかも番号を移行する場合、MNP予約番号というのを取るのですが、これの発行に最低2~3日かかるので店舗にそのまま行っても即日切り替えはできません。結局のところオンラインでやる方が面倒が少ないです。

しかも今はコロナの影響もありますので、オンラインでの申し込みがおすすめです。Yモバイルは新しいキャンペーンで5のつく日に申し込むと、特典が増えるのでYモバイルにするなら5のつく日に申し込みましょう。

UQモバイル一万円キャッシュバックはこちら

Yモバイルのお申し込みはこちら(5のつく日がおすすめ)

まとめ


①中継電話方式でないMVNOはYモバイルとUQのみ
②銀行引落もこの2社のみ
③料金差は500円以内になることがほとんど
④完全カケホーダイに対応
ということからこの2社がおすすめです。

他のMVNOに関しても比較と解説をしますが、電話番号を付けるSIMはこの2社にしておくほうが無難です。その他のMVNOについては、サブにおすすめのMVNOというので解説・比較を行っていますので、よければそちらも参考にしてみてください。

UQモバイル一万円キャッシュバックはこちら
Yモバイルのお申し込みはこちら(5のつく日がおすすめ)

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