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MVNO(格安SIM) あれこれ解説とか

2020年版・MVNOおすすめランキング(速度・キャンペーン・使用感の比較)

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今回はざっくりと、個人的におすすめするMVNOのランキングを勝手にやります。もちろんそれぞれの良さも説明していきますが、「こまけーこたぁいいんだよ。要はおまいさんは何を勧めてるんだ」的なことを言われたので、これから選べば間違いないよ、というランキングベスト3を勝手に発表しようと思います。

 

第3位 BIGLOBEモバイル

BIGLOBEはもともとNEC傘下のISPですが、MVNO規制の緩和でドコモ回線でスタート、その後KDDIに買収されau回線も扱うようになりました。

特徴はYouTubeが見放題になるエンタメフリーオプションです。番号付きプランの場合480円のオプション費用を払えば、YouTubeを含むいくつかのサービスが、パケットのカウントをしない(ギガが減らない)というものです。3GBに電話番号付きYoutube見放題で2080円。1GBプランもありますが、こちらはエンタメフリーオプションを付けられず、値段も1600円と高めなので実質3GBからが比較対象になります。

BIGLOBEは追加SIM(シェアSIM)というプランに対応しているのですが、契約容量(3・6・12・20・30GB)を最大5端末までシェアすることが可能です。追加SIMにもエンタメフリーオプションを付ければ、2台目~5台目まですべてYouTube見放題が可能です。

例えば、スマホを3GB音声プランにして、タブレット用にデータ専用の追加SIMとエンタメフリーオプションを付けた場合メインのスマホの料金が2080円、追加SIM200円+エンタメフリーオプション980円で1180円、合計で3180円でスマホ・タブレットそれぞれYouTubeが見放題、その他のパケットは2台合計で3Gまで利用可能です。

注意点はデータ専用でメインの契約をした場合、2枚目に番号付きを選択することはできません。メインが番号付きで2枚目にデータのみは可能です。メイン番号付き・2枚目番号付きも可能です。データのみの場合ドコモ回線しか選べませんが、au回線のほうが速度は安定しています。メイン回線に番号付きau回線・サブにデータのみ回線は可能。

2台以上を契約する場合、家族割もありますが家族割より安いです。最近はノートPCにもSIMを刺せるタイプが出てきています。そういった場合に追加SIMがあると、ポケットWi-Fiやテザリングが必要ないので、外での作業がとても便利になります。使い方次第ですが、複数端末を使う人・YouTubeをよく見る人にはかなりおすすめできるMVNOです。

デメリットは、かけ放題プランも提供しているのですが完全かけ放題がなく、中継電話方式になります。中継電話方式とは、安い通話料金レートでかけるために、プレフィックス番号というものを、電話を発信する際に付けないといけないというものです。

ただしこれは、アプリをダウンロードすれば勝手にやってくれます。発信する際はアプリで発信する形です。電話帳も読み込めるので、電話帳から発信していたのがアプリから発信するようになる、というだけです。

面倒なのは着信履歴からかけなおすと、アプリから発信にならないので、着信履歴の番号をコピーして、アプリから発信するという手間があります。このため、BIGLOBEモバイルは電話を使わない端末用に契約している人も多いです。

もう1点、支払方法がクレジットカードのみでデビットカードは不可です。

キャンペーンは音声プランなら半年間の割引+エンタメフリーオプションが半年無料となっているので1万2千円ほどの割引です。さらに初期費用はポイントで還元されますので、実質無料。

これが面倒という人は、1位と2位のキャリアがおすすめになります。

BIGLOBEモバイル公式サイトはこちら

第2位 Yモバイル

YモバイルはSoftbankの子会社です。もともとはPHSの会社を買収したりなんやかんやあって、最終的にSoftbankの完全子会社になりました。PHS事業は2021年の7月で終了予定。

特徴はなんといっても完全かけ放題に一番最初に対応したMVNO、という点です。しかも中継電話方式でもないので、今まで通りに使って大丈夫です。3GBプランで2680円(10分かけ放題つき)+1000円で完全定額です。

Yモバイルの一番のメリットは、店舗もそれなりにあるという点です。どのMVNOも基本的に店舗がなく、ネットでの申し込み・問い合わせが普通です。しかし、いざというときに相談できる店舗が欲しい、という方にはYモバイルがおすすめです。MVNO初心者には一番面倒がない、安心といえると思います。

デメリットは、Softbank回線だけどSoftbankスマホもそのままでは使えない、という点です。SIMロックを解除した端末でないと利用できない、というのがデメリット。新しい機種を購入するのであれば考えなくてよいです。いま持っているスマホがSIMロック解除に対応していなければ、Yモバイルで使用できないので新しく買うしかありません。

支払方法はクレジットカード・口座振替が利用可能です。

申込をする際はオンラインが推奨です。これは番号を移動させる際に、MNP予約という手続きが必要なのですが、申込から2~3日は最低、だいたい1週間くらいかかります。これはどのキャリアでも、どこに移すにしても必要な期間です。この番号を取得してから、乗り換え手続きになるわけですが、オンラインのほうが待ち時間も最短で済むということと、キャンペーンもオンラインのほうがよい、ということが挙げられます。特に最近はコロナなどの影響もあるので、わざわざ店頭に行く必要はないと思います。

申込は5のつく日とゾロ目の日はPayPayライトのキャッシュバックが増額されます。パケットのプランが3G・9G・14GB(それぞれ増量中)のうち3GB以外なら最大で1万4千円のキャッシュバック。指定日以外の最低は6300円のキャッシュバックになっていますから、5のつく日かゾロ目の日(11日・22日)での申し込みがお勧めです。この日に店頭に行くのも面倒だと思いますので、MNP予約(電話番号を移動する予約)をした後の指定日にウェブから申し込みが良いでしょう。

Yモバイルのお申し込みはこちら(5のつく日がおすすめ)

第1位UQモバイル

1位はUQモバイルです。UQモバイルはMVNOのスタンダード、というイメージで安定感がある会社です。WiMAXを日本で最初に提供を始めた、モバイルインターネット事業で有名な会社ですね。au回線を用いた安定的な速度、かけ放題プラン(10分内・完全)・無料通話プラン(60分)と通話実態に応じてプランを組めるのが良いです。もちろん中継電話方式でないので、今まで通りの使い方で大丈夫です。

特徴は今までとほぼ同じ使い方ができる、という意味では一番UQが近いと思います。MVNOはメールアドレスの提供がない会社が多いですが、UQは有料ですがメールアドレスも提供しています。ただし、iPhone8以降ではメール利用ができません。

口座振替も可能。auIDを利用した決済代行も行っています。MVNOの多くは決済代行サービスを持っていないので、iTunesカードやクレジットカードでアプリなどの支払いをしなければいけません。

UQは3大キャリアをシンプル・格安にしたという感じの内容なので、一番使用感が変わらない会社だと言えるでしょう。

 

UQとYモバイルの違いは基本料金に10分かけ放題がYモバイルは含まれていて、UQは60分無料通話プランがあるという点です。その分UQのほうが基本料金が安いです。かけ放題を付けたら両社とも値段は同じです。通話はLINEなどでほぼ行わないという人ならUQのほうが安くなります。60分無料も付けなくてもいい、という人もいると思います。私はたまに問い合わせなどがあるので60分無料だけつけています。

ここを訪れた方の多くはMVNO初心者だと思います。もちろん、人によっては他に安くなるMVNOはあると思いますが、通話やパケットの使用量などから考えると多くの人がUQがベストプランになることが多いのです。ですからとりあえず3大キャリアからUQに代えておいて、そのあとにゆっくりベストプランを探していく、というのを個人的にはおすすめしています。今は違約金もドコモ以外は1000円以下です。3大キャリアから乗り換えるとだいたい半額くらいまで料金が落ちることがほとんどなので、まずUQにしておいてそれからゆっくりベストプランを吟味していく方が、絶対に良いです。

UQの皆さんが申し込むであろうプランには違約金がありません。ですからいつでも戻したいときに戻せるともいえます。事務手数料やMNP費用(番号を移す費用)は掛かりますが、これはどの会社でもかかりますし6000円程度、乗り換え先のキャッシュバックなどで補填ができることがほとんどなので、まず一度UQを使ってみることをお勧めします。たぶんそのまま切り替えなくていいとなると思います。

UQモバイル一万円キャッシュバックはこちら

まとめ

今回はMVNOの初心者の方が最初に選ぶべきMVNOはどこがいいか、という観点で記事を書いています。もちろん他にも知っておいた方がいいこともありますが、この中から選ぶのであればあまり気にしなくていい部分です。今のMVNOへの乗り換えはハードルは低いというのが理解してもらえたなら何よりです。

次回は5GとMVNOについて解説を行っていきたいと思います。

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